スポーツファンリュックの実験内容

スポーツファンリュック「SUMMER RUNNER」の体温調節への効果を検証として被検者は健康な成人男性10名。室温35℃、湿度50%の暑熱環境の、人工気象室にて、スポーツファンリュックありとなしの2条件にて、歩行運動を行わせ、体温(直腸温、皮膚温)、心拍数を測定した。また、随時、自覚的運動強度、温度感覚、温熱性快適感を申告させた。人工気象室内にて、10分間の座位安静の後にトレッドミル歩行(時速5.5㎞、登り傾斜2%)を60分間行い、さらに20分間の座位安静を行わせた。スポーツファンリュックは歩行開始直前に装着し、実験終了時までファンを稼働させた。

実験結果

効果検証結果:直腸温

①スポーツファンリュック無しでは、直腸温は0.8℃上昇したが、スポーツファンリュックを用いると直腸温上昇が「-0.25℃低く」(31%)抑えられた。

効果検証結果:心拍数

②スポーツファンリュック無しでは、心拍数が38拍増加したが、スポーツファンリュックを用いると心拍数増加が「-11拍低く」(28%)抑えられた。

効果検証結果:温度感覚

③スポーツファンリュック無しでは暑さ感覚は「暑い」だったが、スポーツファンリュックを用いると「やや暖かい」へ改善された。

 

効果検証結果:温熱性快適感

④スポーツファンリュック無しでは不快感は「不快」だったが、スポーツファンリュックを用いると「少し不快」へ改善された。

最終報告書/効果検証

運動時の暑さ対策を⽬的としたファン付きリュックサック装着の効果検証

夏の暑さが厳しさを増す近年、⽇常⽣活やスポーツ活動時の暑さ対策が重要視されている。スポーツ活動時の暑さ対策機器として開発されたファン付きのリュックサックの体温調節への効果を検証した。被検者は健康な成⼈男性 10 名。室温 35℃、湿度 50%の⼈⼯気象室にて、ファン付きリュックサック(スポーツファンリュック「SUMMER RUNNER」:648g、有限会社ワーカー)ありとなしの 2 条件にて、歩⾏運動を⾏わせ、体温(直腸温、⽪膚温)、⼼拍数を測定した。また、随時、⾃覚的運動強度、温度感覚(とても暑い 4、どちらでもない 0、とても寒い −4)、温熱性快適感(とても快適 3、どちらでもない 0、とても不快 −3)を申告させた。⼈⼯気象室内にて、10 分間の座位安静の後に、トレッドミル歩⾏(時速 5.5 ㎞、傾斜 2%)を 60 分間⾏い、さらに 20 分間の座位安静を⾏わせた。リュックは歩⾏開始直前に装着し、実験終了時までファンを稼働させた。実験開始前、歩⾏運動30 分⽬と 60 分の歩⾏運動終了時の 3 回、各 200ml(計 600ml)のスポーツドリンクを摂取させた。着⾐は、半袖シャツと半ズボンとした。運動終了時の平均直腸温は、ファンなし条件(CON):37.98±0.36℃、ファン有条件(FAN):37.73±0.23℃(p<0.05)、⼼拍数はCON:124±18 bpm、FAN:113±13 bpm(p<0.05)であった。また、運動終了時の温度感覚は CON:3.1±0.6、FAN:1.4±1.0(p<0.05)、温熱性快適感は CON:−2.0±0.7、 FAN:−0.9±0.9 であった(p<0.05)。ファン付きリュックサックの装備が、歩⾏時の体温上昇を抑制し、暑さによる⾝体負荷を軽減したと考えられる。ファン付きリュックサックの装着は、夏場の散歩やジョギング時の暑さ対策として有効と思われる。

2019 年 5 ⽉ 28 ⽇

中京⼤学⼤学院体育学研究科運動⽣理 松本孝朗、加治⽊政伸

スポーツファンリュックが熱中症リスクを軽減

あとがき

今、スポーツファンリュック公式サイトをご覧になってる皆様は、何らかの形で「熱中症リスク」を体験されたことがあるのではないでしょうか。また、夏場のスポーツや屋外作業となれば、熱中症とは切っても切れない関係です。死と隣り合わせと言っても過言ではありません。スポーツファンリュックの研究で分かった、「体温上昇の抑制効果」や「心拍数上昇の抑制効果」は、熱中症から皆様の命を守る上でとても大切な効果ではないでしょうか。

広告
PAGE TOP
Translate »